センター便り 2011年10月 |
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センターはリウマチ性疾患という疾患領域の専門施設として1982年12月に誕生いたしました。来年の12月で発足後30年を迎えます。 リウマチ性疾患には関節リウマチだけでなく痛風や膠原病をはじめとする多くの疾患がありますが、リウマチ性疾患と言うと「リウマチ」-つまり関節リウマチだけを思い浮かべる人が多いかったので、当センターはリウマチ性疾患の中の主要な膠原病、リウマチ、痛風の名前を連ねた「膠原病リウマチ痛風センター」という長い名前になりました。 長い名前なのでいろいろ面倒だという反面、疾患名が明示されているのでわかりやすいという声もあります。東京女子医大以外の医療施設でも、リウマチセンターとかリウマチ膠原病センター、膠原病リウマチ科などのいろんな名前を付けていますので、どこも名称で苦労しているのだと思います。 当センターはこのようなリウマチ性疾患の専門施設としては、全国の先駆け的な存在で、現在でも最も多くの患者さまを診療しています。現在、関節リウマチが約6000名、痛風が2000名、膠原病が2000名、その他のリウマチ性疾患1000名ほどの患者さまが受診されています。患者数ではもちろん全国一です。 当センターは、患者さまの数だけでなく、診療の質を上げるために様々な努力を重ねています。そして受診される多くの患者様により良質な医療を提供し、先進的な研究も行い、若い医師たちに魅力的な教育も行うセンターにするべく職員一同ががんばっています。皆様の治療が順調に進みますことを願っております。
2011年10月1日 |